アートフィルム特集2
【プログラムNo.】A-18
【上映時間】27日14:30/29日12:30/30日20:10
【上映作品】
<大山慶作品集>

・「ゆきどけ」(6分50秒)
鉛筆による淡い画の中からのぞく、グロテスクな質感の写真による
コラージュ。犬の死骸を見たことをきっかけに、少年の中で何かが
変わっていく。

・「診察室」(8分50秒)
大人の感じているリアリティと子供の感じているリアリティの違いを、
アニメーションの動き、形、質感に差をつけることで表現した作品。
●監督:大山慶
1978年東京生まれ。2001年イメージフォーラム付属映像研究所卒業。
2005年東京造形大学卒業。卒業制作作品「診察室」がBACA-JA最優秀作品賞、
学生CGコンテスト最優秀賞、アルスエレクトロニカ佳作などを受賞。
カンヌ国際映画祭監督週間、ロッテルダム国際映画祭、香港国際映画祭など
多くの海外映画祭に正式招待される。
2006年アニメーションによるオムニバス映画「Tokyo Loop」に参加。
2007年、東京造形大学大学院修士課程修了。
現在、イメージフォーラム付属映像研究所アニメーションコース講師、
阿佐ヶ谷美術専門学校非常勤講師、日本アニメーション協会会員。
<加藤隆作品集>

・「around」(3分12秒)
ドローイングのアニメーション作品。
ある架空の街に住む少年の1日が1カットで目まぐるしく変化していく
映像。物語りを通して映像が展開されていくのではなく、空間、時間
が瞬時に変化していき、映像が次々に展開していく。
ペン、アクリル絵の具で制作した1500枚以上の絵をパソコンで編集
した、パラパラマンガの進化版的アニメーション。

・「The Clockwork City」(25分52秒)
ドローイングの手法を活かしたアニメーション作品。
全ての物質にゼンマイがついている、時計じかけの街の物語り。
クロックワークシティの人々はシステムに縛られながら生活していて、
自分の生を実感できない。
街をおとずれる人間は、生き物と引き換えに
時計じかけのシステムを得ることができる。
そこを訪れた人間の青年と、時計じかけの少女の物語り。
●監督:加藤隆
1980年秋田県生まれ、2004年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業
2007年、東京芸術大学大学院デザイン科修士課程修了。
”THE CLOCKWORK CITY”は第3回吉祥寺アニメーション映画祭 グランプリ
東京国際アニメフェア2008コンペティション優秀賞、”around”は
グラナダ国際ヤングフィルムメイカーズフェスティバル2008 エクスペリメンタル部門 大賞
ASK?2007映像祭 大賞、ザグレブ国際アニメーション映画祭2008ノミネート、
クレルモンフェラン映画祭2008ノミネートなど、国内外の映画祭で高い評価を得る。
<辻直之作品集>

・「雲を見ていたら」
(6分/企画 ・制作:横浜市芸術文化振興財団)
ある日、中学校で起こった奇妙な出来事。
主人公がノートに雲の絵をスケッチしていると、
窓ガラスの外に見えるの雲が睨みつけてきた。
雲の絵がノートから飛び出し鼻から体の中に入り込む。
まるで生命を持っているような雲の影響で、生徒たちが
変容していく…。

・「影の子供」
(18分/企画:愛知芸術文化センター 制作:愛知県文化情報センター)
両親と暮らしているふたり兄妹は、ある日父親に食べられてしまい
そうになり家を飛び出した。父の黒い車を運転して荒野を巡る…。
行く手におこる奇妙な出来事。巨人や魔女との遭遇。巨大ケーキを
引っぱって走る機関車。
兄妹の身体は変身を繰りかえす。
画用木炭で描いた動画と、ベースでつま弾いた音響のモノクロアニメ。
●監督:辻直之
アニメーション作家、美術家
1972年静岡県生まれ
1995年東京造形大学美術Ⅱ類卒業
フィルモグラフィー
『覚めろ』1992年/4分/カラー(人形アニメ+ペン画アニメ)
『消えかけた物語たちの為に』1994年/10分/カラー(人形アニメ)
『夜の掟』1995年/6分/カラー(木炭画アニメ)
『experiment』1997年/4分/カラー(コマ撮り+ペン画アニメ)
『闇を見つめる羽根』2003年/17分/モノクロ(木炭画アニメ)
『3つの雲』2005年/13分/モノクロ(木炭画アニメ)
『影の子供』2006年/18分/モノクロ(木炭画アニメ)
DVD『3つの雲 辻直之 ダークサイドアニメーション』コロムビアMEより発売中